イタリア通信 – 2025年11月 –
2025/11/25
目次
水球の西村選手到着!
イタリアは10月末の日曜日、サマータイムが終了しました。 ということで朝が真っ暗でなくなったのは良いのですが、夜が短くなり帰宅時は真っ暗です・・・今年は秋が短くて、急に大寒波到来で近くの山々は雪化粧です。
先月お知らせしたフェニーチェ劇場では、新たな音楽監督就任を巡り、初回のオペラがストライキでした。 その代わり、外で抗議のコンサートが行われました。
とても思い切った行動ですが、「芸術は権力に屈しない」 と各地の劇場も応援運動をしサポートしています。 今後の行方から目が離せません。
以前、トリエステチームで活躍していた水球の稲場選手の紹介をしましたが、モンテネグロのチームに移籍してしまい寂しい思いをしていたのですが、今期はゴールキーパーの西村選手がGenovaのチームに加わりました。 Genova のチームなので2回に1回はホームでプレイするため、今後は頻繁に応援に行くことができるので、楽しみが増えました! 日の丸を持参し、初めて応援に行ってきました。 何回もナイスセーブし大活躍でした。 試合後、話をする機会があり、日の丸の応援が力になったと言って頂けたので、とても嬉しかったです。 水球の試合は 8分 x 4セットで1時間位で終了するので、気軽に観戦を楽しめるスポーツです。 みなさんも水球のナショナルチームを観戦する機会があれば、西村選手を覚えていて下さいね。
みんなが “Towa”と呼んでいるので、どういう字を書くのだろうと思っていたら、 「永遠」。 素敵な名前です・・・


老舗お菓子屋さんのカフェ (Romanengo ロマネンゴ)
フルーツの砂糖漬け等、昔の製法でそのまま作り続けているGenovaの老舗お菓子屋さん、ロマネンゴ。 どのお菓子もとっても甘そうで、今まで敬遠していたのですが、そのお店の隣にカフェがオープンしたことを知り行ってきました!
昔からシロップも製造されていたとのことで、飲み物メニューにはシロップ類がたくさんありました。 ミント、バラ、オレンジの花、ブルーベリー etc。 バラに惹かれて迷わずバラにしました。 香りが心地よくて、リラックスできました。
ロマネンゴ兄弟がお菓子屋さんをオープンしたのは18世紀。 砂糖漬けのフルーツは長持ちするので、元々交易の目玉商品として重宝されていたようです。
その後、フランスに行ってお菓子作りを学んで戻ってきて、現在の姿のお菓子屋さんとして再スタートしますが、フルーツの砂糖漬けやシロップは、今でもそのままの製法を留めています。 Genovaに滞在していたヴェルディも愛したお店。 店内は素敵なレトロな空間で、またリピートしたいと思います。 今度は敬遠していたフルーツの砂糖漬けに挑戦してみようかな・・・


イタリア駐在 新田美穂